Kansafu on My Mind

Y形カンサフにて

初代『げんこつ』

1950年代に発売された8P-W1アルニコマグネット使用のフルレンジスピーカーユニットが手に入りました.


長年にわたって、ゲンコツスピーカーという愛称で数多くの方に愛されてきました。
8P-W1は、1950年代に発売されました。ステレオの時代が始まりhi-fiという言葉が広まった時代にこのゲンコツスピーカーが生まれました。


センターに球状のイコライザを搭載していることからゲンコツと言う愛称があるフルレンジユニットです。

中央部についているイコライザ球は音波の回析を利用し、波面を揃え6000Hz以上の高音特性を平坦化しています。

振動板はナショナル独自の楕円コルゲーションを用いて、中央部より周辺に至る間の成型圧量を変えて、機械損失を変化させ、周辺部はコンプライアンスが大きくなるよう薄くすきあげ、大振幅時にも非直線歪みを極小になるよう設計され、さらにその効果を高めるために裏面より化学処理を行い、中音域以上の特性の乱れを改善しています。


仕様    20㎝フルレンジユニット
インピーダンス    8Ω
再生周波数帯域    f0~15,000Hz
fo    50Hz
出力音圧レベル    94㏈/W/m
磁束密度    10,500gauss
総磁束    75,000gauss
Q0    0.73
外形寸法    直径207mm×奥行136mm
取付穴対角にて193mm
総重量    1.26㎏

 

1本だけの入手でしたので、モノラル再生用にでもと考えております。

音響箱をどうにか調達しましょう。